快適住居空間を演出する住宅用ロックウール吸音天井板
安全・健康志向がますます高まりつつある今、住宅にも、安全で健康な仕様の建材が求められています。
ホルムアルデヒドによるシックハウス症候群、高気密化による結露やカビ、また室内のざわざわした不快な反響音…。
住宅用ロックウール天井板はこのような現代の住まいが抱える問題を解決する優れた機能を備えています。
デザインが豊富、インテリアプランに合せた商品を選択できます。
住宅用ロックウール吸音天井板の特長
吸音機能
耳障りな音や残響音を抑え、会話を聞き取りやすくします。
部屋の中で音が響きすぎると、その残響で会話が聞き取りにくくなります(特に高齢の方)。住宅用ロックウール吸音天井板は音を吸収し残響を抑えるので、話し声がはっきり聞こえ、テレビやオーディオの音も心地よく楽しめます。
ロックウールの残響時間(塩ビクロスとの比較)
室内の最適残響時間は約0.5秒だといわれ、長いほど声が聞き取りにくくなります。フローリングの部屋でも、住宅用ロックウール吸音天井板の使用で畳部屋なみに残響時間が短くなることが分かります。
測定方法:
面積 (m2) | 素材 | |
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A | 壁(6.76)窓(1.98) | ロックウール系内装材12tガラスサッシ |
B | 壁(2.26)窓(6.48) | ロックウール系内装材12tガラスサッシ |
C | 間仕切壁(8.74) | ロックウール系内装材12t |
D | 間仕切壁(7.12)ドア | ロックウール系内装材12t 合板 |
E | 床(13.25) | フローリング16tまたは畳 |
F | 天井(13.25) | 住宅用ロックウール吸音天井板または石膏ボード+塩ビクロス |
関連資料
吸ホル機能(吸ホルタイプ)
ホルムアルデヒドを吸着、無害化して室内の空気をきれいにします。
住宅用ロックウール吸音天井板の吸ホルタイプは材料にホルムアルデヒドを含まないだけでなく、ホルムアルデヒドを吸着・分解する働きがあります。炭は吸着したものを再放出する可能性がありますが、吸ホルタイプは化学分解により無害化させるため、より安心です。
ロックウール吸音天井板のホルムアルデヒド濃度低減効果
ホルムアルデヒドの残存率が低いほど、吸着性能が高いことになります。短時間(0〜2時間)では備長炭の性能のほうが優れていますが、それ以後は特に差はなく、備長炭は再放出の可能性があることを考慮すると、かえって優れているといえます。
また、6畳間で住宅用ロックウール吸音天井板(吸ホルタイプ)と同等の吸着性能を得ようとすると、備長炭の場合約100kg必要です。
測定方法:
約40リットルのデシケータ内に試験体を入れ、初期濃度が約0.05ppmとなるようにホルムアルデヒドガスを注入する。時間に伴うホルムアルデヒド濃度をAHMT比色法により測定し、ホルムアルデヒド残存率を算出する。
試験体:
住宅用ロックウール吸音天井板(吸ホルタイプ)10cm角(裏面および木口面をマスキング処理)
備長炭 75g
防火性能
火災の延焼を遅らせ、CO2の発生量もわずかです。
住宅用ロックウール吸音天井板は、国土交通大臣認定の不燃・準不燃材料です。(不燃材料 NM-8599、準不燃材料QM-9817)
燃えにくく、溶けにくいので、万一の火災時において避難までの時間を確保でき、有毒ガスの発生もわずかです。
断熱性能
冷暖房のロスを抑え、省エネ効果を発揮します。
室内の熱の20%は天井から逃げるといわれています。住宅用ロックウール吸音天井板は内部に空気を含んでいるため、優れた断熱効果を発揮し、冷暖房日を節約することができます。