ロックウールとアスベストはまったく違うもので、
ロックウールは安全な製品です。
ロックウールの安全性
ロックウールとアスベストの違い
ロックウールと天然に産出するアスベスト(石綿)は全く違うものです。

ロックウールは人造の鉱物繊維で、繊維径が太く、体内へ吸入されにくいため、WHOの下部機関であるIARC(国際がん研究機関)は、2001年に「発がん性に分類しない評価の“グループ3”」としています。
IARCによる発がん性評価 | ||
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グループ1 | 人に対し発がん性がある | アスベスト、カドミウム、ホルムアルデヒド、煙草など |
グループ2A | 人に対し多分発がん性がある | アクリルアミド、ジクロロメタン、紫外線、65℃以上の熱い飲物など |
グループ2B | 人に対し発がん性の可能性がある | ピクルス、ガソリン、スチレンなど |
グループ3 | 人に対し発がん性に分類しない | ロックウール、グラスウール、ナイロン、ポリエチレン、お茶など |
グループ4 | 人に対し発がん性がない | カプロラクタム1品種のみ |
アスベスト(石綿)
天然鉱物繊維(結晶質)
繊維径 約0.1〜0.03マイクロメートル(μm)
維径が極めて細いため、空気中にただようアスベストを吸い込むと肺の奥深くまで入り込み、体外に排出されずに中皮腫などの発がん性が問題化している。
ロックウール(非結晶)
人造鉱物繊維
繊維径 約3〜6マイクロメートル(μm)
繊維径がアスベストに比べて数十倍〜百倍太いため、体内に吸い込みにくく、万が一入ったとしても容易に体外に排出される。
WHO(World Health Organization)の下部機関である国際がん研究機関(IARC)では、2001年にロックウールを「人に対し発がん性に分類しない“グループ3”」と評価しています。 |
環境面でも優等生
省エネ効果
優れた断熱効果で冷房や暖房などの生活エネルギーを大幅に減らし、省エネによるCO2削減に貢献しています。
住宅用ロックウール断熱材によるCO2削減効果は、こちらをご覧ください。
リサイクル可能
ロックウール製品の廃材もリサイクルでき、廃棄物の削減に寄与しています。
「グリーン購入法」断熱指定商品
「国等による環境物品等の調達等に関する法律」(平成14年グリーン購入法)に基づく特定調達品目の中に公共工事があり、その中に「断熱材」の項目があります。下記の判断基準に該当した場合、ロックウール断熱材製品は特定対象品目となります。
グリーン購入法特定調達品 断熱材判断基準
建築物の外壁等を通しての熱の損失を防止するものであって、次の要件を満たすものとする。
- オゾン層を破壊する物質が使用されていないこと。
- ハイドロフルオロカーボン(いわゆる代替フロン)が使用されていないこと。
- 再生資源を使用しているか又は使用後に再生資源として使用できること。
- 発泡プラスチック断熱材については、長期的に断熱性能を保持しつつ、可能な限り地球温暖化係数の小さい物質が使用されていること。
※上記基準に該当する製品につきましては、会員メーカーへお問い合わせください。