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安全性について

ロックウールの安全性

ロックウールは、高炉で鉄鉱石を溶融・還元する際に副生成物として発生する高炉スラグや
玄武岩などの天然岩石を主成分につくられる人工の鉱物繊維です。

ロックウール工業会のロックウールは主原料が高炉スラグのため、スラグウールともいいます。
スラグウールは、IARC(国際がん研究機関)で発がん性について、グループ3「ヒトに対する発がん性が分類できない」と評価されています(1)。
これは、お茶やコーヒーと同じレベルです。
また、ロックウールをラットに長期に吸入させた実験結果でも、肺への影響は認められなかったとの報告もあります(2)。
ロックウールは非常に細かいため、肺の中に吸入しやすい物質です。
人体にとってロックウールは異物なので、取り込まないようにすることが肝要ですが、前述のとおり、(ロックウール工業会の)ロックウールは、安全性の高い材料です。


(1) IARC 81 (2002)
(2) ACGIH (7th, 2001)、ATSDR (2004)

関連資料