断熱用語辞典

このページでは、断熱材に関する用語をご覧いただけます。

内部結露

代表的なのが壁の中で起こる結露。壁に断熱材を使用する場合、外気と室内の気温差が大きくなるため、壁の内部が結露することがあります。内部結露が起きると、木材が腐りやすくなったり,時にはシロアリが発生しやすくなり住宅の寿命を縮める危険性が高まります。
内部結露を防止するためには一般的には室内側に防湿層を設けて水蒸気が入りこまないようにする、また室外側には透湿層を設けて通気を保つことが基本的な対策だと言われています。
ロックウール断熱材を施工するときには、住宅の室内側に連続した防湿層を設けることとされています。

認定低炭素住宅

認定低炭素住宅とは都市のCO2排出の抑制(低炭素化)を目的とした制度です。
「改正省エネ基準による外皮性能」「一次エネルギー消費量を改正省エネ基準より10%以上削減」「低炭素化の取り組み(8項目のうち2つ以上)」を満たしていることで税制優遇などの措置を受けることができます。
一般には長期優良住宅よりもハードルが低いと言われています。

熱貫流率(U値)

熱貫流率とは、温度が高い方から低い方へ熱が伝わる伝わりやすさを数値化したものです。その部位1㎡あたりの熱の伝わる量を示しており、単位はW/(㎡・K)で表記されます。
その部位の厚みによってU値は変わってきます。

熱抵抗値(R値)

断熱性能は、素材の厚さによって変化します。
熱抵抗値とはある素材と厚さが決まった場合の、熱の伝わりにくさを示す数値です。数値が大きいほど断熱性が高いことになります。
単位は㎡・K/Wで表されます。
材料の厚みを「熱伝導率(材料固有の熱の伝わりやすさ)」で割った数値です。ロックウールは厚さ100mmの場合で熱抵抗値2.6。これは高性能グラスウール16Kの100mmの場合と同じで、繊維系断熱材の中ではトップクラスの数値です。

熱伝導率

熱伝導率とは、「材料そのものがもつ熱の伝わりやすさ」を表した数値です。
その材料が1Mの厚みの時の熱伝導率で比較されW/m・Kで表される数値が低いほど断熱性能が高いということになります。
ロックウールは熱伝導率0.038で、高性能グラスウール16Kと同等の断熱性能を持っています。